2030 感情を視覚化する技術が発達し、時空間を超えた共感が生まれる

感情を視覚化する技術が発達し、時空間を超えた共感が生まれる

No:20-B
制作年:2020年

相手の気持ちがわからない、くみ取れないーーー
でも大丈夫。技術の発展で、時空を超えて相手の気持ちは「見える」「触れる」「実感できる」ものへ。

このテーマの読み解き方

  • Q 誰の気持ちを、どうやって実感してみたいですか?
  • Q 技術で相手の気持ちが「実感できる」ようになったとき、あなたはどう助けてほしいですか?
  • Q 「アーカイブ化されたくない」「相手に実感されたくない」あなただけの気持ちとは?

KIZASHIシナリオ

感情を視覚化する技術が発達し、時空間を超えた共感が生まれる

2030年には、 空間的、時間的距離を越えて、他の人が感じたことを実感できるようになる。オンラインでの活動が進むことにより、相手と直に接する機会が減少し、相手の気持ちをくみ取れない人たちが増加する。その課題を解決するため、空間的、時間的距離を越えて、他の人が感じたことを実感できる技術が進歩する。

例えば、ネガティブな言葉を使うと、どす黒い色がオーラのように見えたり、相手を傷つけたらその痛みが視覚化されたり。自分のネガティブな言動の結果が目の前にいない人にもどのような影響を与えているかを空間を超えて感じられるようになる。
感情への働きかけが身体にも影響を与えることを利用して、人の感謝やねぎらいの言葉による治療が内科に加えられるなど、技術は医療分野にも影響を及ぼす。

同時に、個人の経験のアーカイブ化も進む。個人の経験はデータとして蓄積されて、振り返りツールや家族や他人の過去の追体験による共感ツールで活かされるようになる。こうしたツールの発展により、過去の家族の思いを実感することで関係が再構築されたり、行き違いが解消されたりなど、人間関係も円滑になる。