2035 自分にとって「無意味・無価値な仕事」が消失し「やりたい仕事」だけになる

自分にとって「無意味・無価値な仕事」が消失し「やりたい仕事」だけになる

No:22-B
制作年:2022年

誰もが自分の興味関心に応じて、「意味がある・価値がある」と感じられる仕事につくように。
働き方の大変革により、産業構造にも変化が起きる。

このテーマの読み解き方

  • Q 形式知化された知識や技能、簡単に入手したい?
  • Q やりたいことってどう見つける?
  • Q あなたにとって「意味がある」働き方とは?

KIZASHIシナリオ

自分にとって「無意味・無価値な仕事」が消失し「やりたい仕事」だけになる

働いている人が「無意味・無価値」と感じる仕事がなくなり、「意味がある・価値がある」と感じられる仕事に従事できるようになる。
形式知化された基本的な「知識・技能」は電子化され、基本パッケージとして簡単にダウンロードできる。人はその基本パッケージを得て、自分の仕事のためにインストールしたり、機械にインストールして実行することもできる。

こうした仕組みにより、人の「働く」体験は大きく変わる。
自分の「やりたい仕事」にあった基本パッケージをインストールし、短時間で職種にあった知識や技能を得て、仕事をスタートする。そして経験値を得ていく中でレベルアップし、より自分ならではの、広い領域の「意味がある・価値がある」仕事に携わっていくことが可能となる。
また、実際に働いてみて別の興味や関心が見つかった場合には、別の基本パッケージをインストールすればよいため、職種の変更選択も容易になる。リスキリングを容易に行うことができるため、雇用の流動性がいっそう加速することとなる。

ゼネラリスト育成を前提とした新卒採用制度や終身雇用制度、ジョブ型での雇用、いずれも過去のものとなり、「やりたい仕事」を中心にすえた新しい働き方が主流となる。
「やりたい仕事」として望まれることが少ないが必要な労働力は機械が担うようになり、「やりたい仕事」を基軸とした機械と人間の新たな産業構造の変革(Meaningful Transformation=MX)を生み出せる企業が大きく伸長する。

他方で、自分が「意味がある・価値がある」と感じられることや、「やりたい仕事」を見つけるセルフアウェアネスがキャリア戦略上重要となってくるため、そこを見つけるためのコーチングやスクールに注目が集まる。