環境問題の深刻化で、地下移住の検討が始まる
No:22-C
制作年:2022年
大気汚染、地球温暖化の激甚化で、地上生活が困難な地域が出現。
CO2排出削減と再資源化が進む中で、人々の暮らしには大きな影響が。
- あなたが選ぶのは地下生活?地上での移住?
- 災害の激甚化、どこから感じる?
- 地下移住のほか、起こりそうな生活の変化は?
2030年、大気汚染や地球温暖化の深刻な悪化に伴い、地上生活が困難な地域・国が出現する。首都の大洪水、複数の国の農作業を壊滅させる程の干ばつ、人が住めないほどの温暖化の加速など、数々の激甚災害を受けて、地上での生活が困難な地域や国では、地下への生活移住の本格的な検討が始まる。
大規模な環境悪化を背景に、国家間では、CO2の排出削減に留まらず、CO2の再資源化目標が策定されるように。2025年のCOP30では、CO2の再資源化目標が設定され、各国の政策やグローバル企業の戦略に影響を与えている。
インドでは急速なGDPの拡大と膨大な国内人口を背景に、首都デリーの地下空間の開発を開始。建築材料の供給源としてCO2を活用している。
他方、再資源化できなかったCO2を、宇宙に一時貯留するための技術も開発される。一時的に貯留されたCO2は、将来的に建造材料のセメント化や宇宙空間での利用の際に利活用することが期待されている。