2040 超循環型社会が確⽴され、地球の環境問題が解決する

超循環型社会が確⽴され、地球の環境問題が解決する

No:22-E
制作年:2022年

地球環境問題は、もはや過去の話題!
超循環型社会のインフラで、人々は意識しなくても環境配慮型の生活ができる。

このテーマの読み解き方

  • Q あなたは超循環型社会の地域に住みたい?
  • Q どんな環境問題が解決されていそう?
  • Q 環境問題の心配がない地域での、次の課題は?

KIZASHIシナリオ

超循環型社会が確⽴され、地球の環境問題が解決する

2040年には、自然の力を最大限活用した超循環社会のインフラが実装され、地球環境問題が過去のものとなっている。
超循環型社会においては、カーボンネガティブ、物質廃棄ゼロ、効率的なエネルギー創出とその循環が達成されている。

カーボンネガティブ実現の背景にあるのは、二酸化炭素を回収・利用・貯留する技術の発展である。CO2回収プラントが世界中で建設され、CO2排出削減に大きく貢献している。また、CO2そのものを資源にする技術や、CO2を海洋上の藻などを活用してCO2を吸収する技術、CO2を積極的に吸収して内部に固定するコンクリート等、多くの産業で利用可能・貯留可能な技術や製品が開発されている。

また、これまでは使用用途がなく廃棄されていたパイナップルの葉といった植物由来のビーガンレザーが普及するなど、あらゆるものが素材として活用・再利用・再資源化され、物質廃棄ゼロが実現される。

さらに、台風のエネルギーを発電に使用したり、マシコヒゲムシが硫化水素を栄養にするメカニズムを応用するなどの新しいエネルギー創出や、水素やアンモニアを活用したメタン化、太陽光や地熱だけではなく浮体式の洋上風力発電なども実用化し、高度な需給マネジメントシステムの確立と組み合わせてエネルギー循環が確立する。

こうした超循環型社会のインフラを土台に生活できるため、市井の人々は環境配慮意識をもたなくとも、自然に環境配慮した生活を送ることができる。全ての家に食べ残しを資源として回収するディスポーザーが存在し、食べ残しを投入すれば即座に資源化されていく。
多くの国でこの超循環型社会の仕組みは広がり、地球環境問題が過去のものとなっている。