快適な地下都市へ人類が大移動 紛争と文化融合が起こりだす

No:24-G
制作年:2024年
地球温暖化が進行する中、人々は快適な生活空間を求めて地下都市へと移動。地下空間で争いながら、文化が混ざり合う。



経済発展とともに地球温暖化はさらに進み、気候変動は世界中の気温と降水パターンに大きな影響を与えた。人類は、その変化を食い止めようと努力するも、乾燥や洪水、異常気象は頻発し、これまで農業が可能だった地域でも作物の生産が難しくなり、食糧供給に深刻な影響を及ぼしている。
人々は農業ができ、快適に生活できる地域を求めて移動を始める。特に、比較的穏やかな気候を保っている北緯および南緯50度以上の地域に人々が大移動。カナダのトロントでは、地下街が発達し、地下空間の利用が進む。地下約10メートルの深さでは、年間を通じて一定の温度(約10~20度)を保つことができるため、エネルギー効率が高く、快適な生活ができるとあって、多くの人々がトロントの地下空間に集まっている。
地下空間が深すぎると温度が低下し、開発費用も膨大になるため、最適な深さを確保することが重要である。しかし、地下空間の需要が急増する中で、最適な地下10メートル付近の空間を巡る争いも勃発。地下空間の所有権を巡る紛争を引き起こし、地域間や国家間の対立が起こっている。
また、人々の大移動によって、これまで存在した国や文化の境界線は薄れ、言語や文化、経済の境界を曖昧にした。そのことにより、多様な背景を持つ人々が混在し、文化が混ざり合う。
多様な人々が共存生活を行う社会は、暮らしにどのような影響を与えるのだろうか?

Schools closed, warnings issued as Asia swelters in extreme heatwave
2024/4/28
France 24(https://www.france24.com/en/live-news/20240428-schools-closed-warnings-issued-as-asia-swelters-in-extreme-heatwave)
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ニューズウィーク日本版(https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2024/04/post-104307.php)
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